henzan
2010-06-10 長いねぇ。
会議室:国吉、島袋


国吉:じゃあ開けますよ?ほんっと気を持たせるんだから島袋さんたら

島袋:・・・

  国吉、箱の中身を取り出して、机上に置く。そして固まる。

国吉:島袋さん?

  島袋、立ち上がり窓まで歩く。そして外を見る。威厳を持って。

国吉:どういうことですか?

島袋:雨はいやだな。

  国吉、島袋のもとに駆け寄る。

国吉:どういうことなんですかこれ!全然違うじゃない!

  島袋、さっきまでの威厳が一転。おろおろしだす。

島袋:どうしよう!

国吉:どうしようって!どうするんですか!

島袋:どうしよう!

国吉:どうしてこうなったんですか!先週の会議で決まった案は?

島袋:そんなにひどいかな?

国吉:ひどいなんてもんじゃないですよ、原型がないじゃないですか!

島袋:それは言い過ぎだよ、国吉くん。

国吉:我々だからそう思うんだよ。あの案を知らない人ならきっと似てると思うさ。



いきなりドアが開いて砂川が入ってくる。手にはポリ袋。びっくりする二人。とっさにプロトタイプを隠す二人。



国吉:砂川さん!どうして戻ってきたの!

島袋:食事は?

砂川:なんか部屋散らかってるんで軽く掃除しとこうと思って。

国吉:いいから!食事!行ってきなって!

砂川:だって気になっちゃって。あ、お二人はお食事行ってきてくださいね。
   掃除を始める砂川。

国吉:島袋さん、ちょっと。
   国吉、島袋を窓まで引っ張る。砂川からは話は聞こえない

島袋:なんだ?

国吉:試してみましょう。

島袋:何を?

国吉:砂川さんは先週の会議に出てません。だから彼女がイラストと現物を見て同じだと感じたら、大丈夫です。

島袋:なるほど。それはそうかもしれん。

国吉:それでいいですね? あ、砂川さん、机の上も掃除してくれるかな?

砂川:あ、はいわかりました。

  砂川、机の上を拭いたり、ゴミをポリ袋に入れたり。

  砂川、プロトタイプの前にさしかかる。

  砂川、プロトタイプとイラストを見比べる。

  砂川、プロトタイプをポリ袋へ。

それが何であるかまったく気づかない砂川。

国吉:ほら!

島袋:どうしよう!

砂川:どういうことですか?

国吉:あのさ、砂川さん。よく聞いてほしいんだけど。





会議室:国吉;島袋:砂川 三人がそれぞれの席に腰掛けている。

国吉:こうなったらもう正直にいいましょうよ。

島袋:いや、それは駄目だ。

国吉:だって!もうどうしようもないじゃないですか!

島袋:あいつにだけは弱みを見せたくないんだ

国吉:頼んでこれで妥協しましょうよ!

砂川:質問いいですか?

国吉:なに?

砂川:どうして国吉さんはそんなに急いでるんですか?

島袋:そうだそうだ。別に延期したっていいわけだし。

国吉:そういうわけにはいかないんですよ

島袋:なんでだ?焦ったっていいことはありゃせんぞ。

砂川:あたしもそう思います。

国吉:いや、実はですね・・・

突然ドアを開けて丸坂が入ってる
丸坂:外!すごい雨ですよ-。

びくつく三人。

国吉:その話はまた後で。(ひそひそ声で)
2010-06-10 12:41 Permalink | コメント(0) | トラックバック(0)
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